8月2日はハーブの日! 「ハーブの王様」バジルを使いこなそう!

こんにちは。スパイス&ハーブマスターの磯部です。
今年もやってきます、8月2日「ハーブの日」!今回の活用術は、ハーブの日にちなんで、「ハーブの王様」とも呼ばれるバジルの豆知識や活用術をご紹介します。バジルといえば、日本でもポピュラーで使いやすいハーブ。使ったことのある方、ドライハーブをお持ちの方や栽培されている方も多いかと思いますが、この機会にバジルをもっと知って、もっと使いこなしましょう!
■バジルってどんな植物?
シソ科の一年草です。寒さに弱く、温暖な気候でよく育ちます。葉の形や色、香りが異なる様々な種類があり、各国でいろいろな料理に利用されています。単に「バジル」という場合は、代表的な品種であるスィートバジルをさすのが一般的で、甘くさわやかな香りが特徴のバジルです。
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■バジルの形態 ~どう選ぶ? どう使う?
●フレッシュ(生鮮品)
スィートバジル特有の香りが楽しめるのが、やはりフレッシュハーブです。鮮やかな緑の葉も料理を引き立てます。

使い方:葉をそのままトッピングしたり、ちぎったり粗く刻んだりして料理に混ぜ込んだりして使うほか、鮮やかな色と香りを生かしてペースト状にするのもおすすめ。オリーブオイルやにんにく、松の実などと合わせてペーストにした、「ジェノベーゼペースト(ソース)」はフレッシュバジルならではの料理ともいえます。
●ドライ(乾燥品)
保存のきくドライハーブは、常備しておいていつでも手軽に使用できるのが魅力です。香りはフレッシュに比べると重みのある濃厚な香りで、長時間の煮込み料理などにも向いています。
乾燥方法により2種類があります。一般的に多く販売されているのは、熱風乾燥(エアードライ)による乾燥品です。凝縮されたようなしっかりとした香りがあります。フリーズドライ(真空凍結乾燥)されたものは、フレッシュに近い色や、軽やかな香りを保っているのが特徴です。あまり長時間の加熱をしない料理や、彩りを重視したい際にはフリーズドライ品がおすすめです。
使い方:細かいチップ状なので、そのまま振りかけたり素材に混ぜ込んだりして使用できます。
Q.フレッシュバジルのレシピを、ドライバジルに代えて作れる?
生の葉は乾燥すると体積がかなり小さくなるため、フレッシュバジルを使う場合に比べてドライバジルは3分の1程度の量(体積)で十分な香りづけができます。
詳しくはこちら>>
■バジルの基本的な楽しみ方
特にトマトと相性がよく、トマトソースやトマトを使った煮込みなどをはじめ、ピザやパスタなどイタリア料理には欠かせない存在です。卵・肉・魚・チーズなど、幅広い素材に使われます。
・トマトと合わせて ・・・・ カプレーゼ、トマトソース、ミートソース、トマト煮込み
・鶏肉に ・・・・ チキンソテー、フライドチキン
・卵に ・・・・ オムレツ、卵炒め
・魚介類に ・・・・ 香草焼き、ワイン蒸し、炒め物
・フレッシュバジルはペーストに ・・・・ ジェノベーゼペーストのほか、アーモンドとトマトでシチリア風にも
●おすすめレシピ
〔使いこなしのポイント!〕
・タイムやオレガノ、ガーリックと合わせて
イタリアンでよく使われるバジル。タイムやオレガノと合わせるとより奥行きのある本格的な「イタリアンハーブ」の香りに。相性の抜群のガーリックもぜひ一緒に!
・パセリを加えて彩りUP!
香草焼きなどでハーブの緑を見せたいときや、鮮やかな色合いのペーストソースを作りたいときは、パセリを一緒に混ぜて。
●お手軽時短レシピもバジルの香りで美味しく!
煮込まず5分で完成のスープや、フライパンひとつで仕上げる簡単パスタ。手軽な料理だからこそ、バジルの香りで風味豊かに。癖のない香りは時短メニューにもぴったりです。
■こんな使い方も!
上記の使い方以外にも、いろいろな素材と相性が良いのがバジル。また、イタリアン以外にも、各国にも様々なバジルの定番料理があります。バジルの料理の世界は、とても広いのです!
・アジア料理に
タイや台湾でも現地のバジルを使った定番料理が。これらをスィートバジルで代用して楽しむことができます。
人気のタイ料理「ガパオライス」の「ガパオ」は現地のバジルの名前。バジルがないとはじまりません!
・フルーツと合わせて前菜・スイーツ・ドリンクに
意外にも、かんきつ類、キウイやバナナ、桃など、いろいろなフルーツと相性がよいバジル。前菜にもデザートにも、ドリンクにだって活躍します!
>>その他フレッシュバジルを使ったレシピはこちら
>>その他ドライバジルを使ったレシピはこちら
■豆知識 ~いろいろなバジル
日本では料理に使うバジルとしてはスィートバジルがポピュラーですが、その他の種類では、ホーリーバジル、レモンバジル、タイバジル、ダークオパールバジル、ブッシュバジルなど、それぞれ香り・形や大きさ・色の異なるものがあります。
タイ料理でよく使われるホーリーバジル(現地名:ガパオ)は、葉がやや硬めで香りが強く、炒め物や揚げ物などに使われています。上でも紹介した、粗く刻んだ肉などと炒める「ガパオ炒め」は代表的なメニューのひとつです。また、タイバジル(現地名:ホーラパー)はスィートバジルの仲間で、ゲーンと呼ばれるカレーやスープなどに使われています。また、台湾ではこれに近い種が九層塔と呼ばれ、鶏肉やあさりを炒める定番のハーブとして使われます。
インドでは、ホーリーバジルはトゥルシーと呼ばれ※、神聖な植物として扱われています。また、伝承医学であるアーユルヴェーダにおいては様々な薬効を持つとも考えられており、数千年にわたり重要なハーブとされています。(※植物学上はタイのガパオと同じ種ですが、生育環境の違いにより、やや異なった香りを持っています)
そのほか、柔らかく小さな葉に品種改良された種などもあり、「トッピングバジル」などの名で主に園芸苗として流通しています。
エスビー食品でも様々な種類のバジル苗を販売しています。それぞれのレシピもぜひご覧ください!
■驚きの見た目と食感!「バジルシード」
バジルは、シソ科ハーブとしては珍しく、種も食用とされています。その性質と姿はとても個性的。水に浸けておくと周りにゼリー状の膜を張って膨らみ、つるんとした喉ごしと、プチッとした種の食感が楽しめます。特に東南アジアにおいて、ココナッツミルクやシロップなどに混ぜてデザートに使われています。お好みのドリンクに混ぜても手軽でおすすめです。

■バジルを使ったレシピの投稿お待ちしています!
ぜひ今日からバジルの香りを色々試して頂けると嬉しいです。
そして、お気に入りの一品が出来上がったら、スパイスやハーブにまつわるレシピやアイデアが集まる『フォトレポート』に投稿を。皆さんで一緒にスパイス&ハーブの楽しさをシェアしていきましょう!
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ご紹介したスパイスとハーブは、エスビー食品公式通販お届けサイトでご購入いただけます。
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投稿を表示バジルは育てやすいですね。
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投稿を表示8月2日、確かにハーブの日ですね。
しかし、家の周りに大量に自生しているのドクダミだもんなぁ。バジルだったらよかったのに・・・。
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投稿を表示8月2日はハーブの日わかりました。
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投稿を表示レシピ紹介ありがとうございます😊作ってみたいです
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投稿を表示どれも美味しそうですね
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投稿を表示いろんな使い方ができるんですね
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投稿を表示桃とバジルが美味しそうです。
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投稿を表示バジル、昔はたくさん育てて、ジェノベーゼソースにしたり、カプレーゼにして楽しんでいました。
今は育ててませんが、最近はアジア料理に使うことが多くなりました
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投稿を表示オムレツにバジル良いですね。
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投稿を表示バジル爽やかで良いですね。