1月22日はカレーの日! みんなで給食を楽しめるエスビー食品のアレルゲンフリーカレー

こんにちは。SPICE&HERB COMMUNITY事務局です。
1月22日は「カレーの日」だとご存じでしたか? その由来は1982年、社団法人全国学校栄養士協議会が、学校給食週間の一環として、子どもたちに人気のカレーを全国の学校給食のメニューに取り入れるよう呼びかけたことにちなんでいます。
大手外食チェーンから個人経営の居酒屋まで、エスビー食品の業務用商品はさまざまな場面で活用されていますが、今回はカレーの日にちなんで、学校給食の分野にフォーカスしてご紹介します。学校給食では、年間200日近くもの献立を組み立てる必要があるだけでなく、栄養バランスや子どもたちのアレルギー、作り手の人材不足などあらゆる問題を考慮しなければなりません。現場の栄養士さんや働く方々の負担を少しでも減らすべく、エスビー食品ではさまざまな業務用商品の開発や活用方法の提案に取り組んでいます。
「現場の声をもとに、喜ばれる提案を常に考えています」と話すのは、業務用営業企画担当としてメニュー考案やフェアの企画などを手がける坂本 将次さん。業務用営業企画の仕事や、近年の学校給食の現状、業務用商品の魅力などについてお話をお聞きしました。
<プロフィール>

エスビー食品 営業グループ
業務用営業企画ユニット
リーダー坂本 将次(さかもと・まさつぐ)さん
2013年入社。北海道や東京都などで業務用商品の営業を担当。卸売業者や外食店、学校給食など幅広く営業経験を積み、2021年に現部署へ異動。業務用製品の販促プロモーションや営業企画の立案、販促物の作成などを行う。
取引先の課題を理解し、納得感のある提案を意識

入社後、約8年にわたり業務用営業として活躍してきた坂本さん。現在はその経験を活かし、業務用営業企画ユニットで業務用製品全般の営業企画に携わっています。粉末スパイスやチューブ調味料、カレー・シチューのフレークなどの商品の担当も務め、販促プロモーションの戦略立案や、それに伴う販促物の作成も行っています。
坂本さん「業務用営業の営業先は一般外食店や社員食堂、学校給食など幅広くあります。業態や規模によって求められることは異なり、さらに地域によっても営業手法は変わってきます。たとえば、入社当初に担当した北海道では、地域密着型の営業スタイルが主流で、人と人とのつながりが重視されました。一方、首都圏では本社を相手にする営業が多く、提案内容の質や論理性がより求められる傾向があります。これまでの営業経験をもとに、取引先の方々が魅力的に感じていただける企画を日々考えています」
営業企画の仕事は企画立案、提案資料などの作成、取引先の反応を分析する効果検証のサイクルを繰り返します。なかでも重要なのは、企画立案の業務です。坂本さんは“納得感のある提案”を意識し、各エリアの営業担当から提案後の取引先の反応や悩み、要望などを拾い上げながら企画立案に活かしています。
坂本さん「顧客ニーズを理解したうえでの提案は、お客様に納得していただきやすいですし、こちらも自信を持って営業できます。私自身も営業時代に、背景のしっかりした提案は説明しやすいと感じていたので、それを特に意識していますね。また、取引先の方に興味を持っていただくにはトレンドを取り入れることも大事です。たとえば、自社商品とトレンド食材や流行りの料理と掛け合わせたメニューの提案やフェア企画なども行っています」
これまでもトリュフを使ったメニューを考案したり、社員食堂に向けて「町中華フェア」の提案を行ったりと、時代に合わせた企画を練ってきた坂本さん。近年では米の価格が高騰したことを受け、麺類を使ったカレーメニューの提案も。食べることが好きで料理も得意な坂本さんはSNSや外食店、コンビニなどから食に関する情報を常に収集し、企画のヒントを得ています。
アレルギー物質が含まれないよう徹底した商品作りが強み

数ある営業先のなかでも、特に注力している分野のひとつが学校給食です。学校給食の献立作りは味わいだけでなく、栄養バランスや彩り、使う食材など考慮すべき点がさまざまあり、現場の栄養士は頭を悩ませているといいます。
坂本さん「特に近年はアレルギー体質の子どもが増えていて、その対策に悩みをもつ栄養士さんや、事業者の方々が多いように感じます。アレルギーを持っている子どもだけ特別メニューを提供するのではなく、みんなが同じメニューを食べられるよう、エスビー食品ではアレルゲンフリーの商品に力を入れています」
学校給食で人気のカレーは、さまざまな食材を一緒に食べることができ、栄養面や調理の簡便さにも優れています。そこでまず、2013年にアレルギー対応の商品として「とろける給食用カレーフレーク」が発売されました。この商品には小麦以外のアレルギー物質が含まれていません。その後、アレルギー対応商品についてのさらなる需要の高まりを受け、2015年には「アレルゲンフリーフレーク(カレー・シチュー)」、2022年には「アレルゲンフリーハヤシフレーク」を発売しました。これらはいずれも現場の声をもとに開発・発売された商品です。

坂本さん「アレルゲンフリーの商品については味わい以外にも、並々ならぬこだわりがあります。業務用フレークは工場の同じラインで製造されますが、アレルゲンフリーの商品を扱う際は通常の3~4倍もの時間をかけて念入りに洗浄します。設備だけでなく、壁や天井、器具を洗浄する流し台まですべてです。最後にアレルギー物質が残っていないか必ず拭き取り検査を行ってから、やっと製造の工程に移ります」
食物アレルギーの表示項目は、数年単位で変わることも。新しく項目に加わった食品があれば、アレルギー対応の商品をすべて検査し直し、商品パッケージに反映します。アレルギー物質が含まれないよう誠実に、徹底して対応していることがエスビー食品のアレルゲンフリー商品の強みであり、他社に負けない部分です。
アレルゲンフリーの魅力を伝えるレシピブックを作成

アレルゲンフリー商品の魅力を伝えるため、坂本さんはさまざまな企画を考え、提案を行っています。代表的な取り組みのひとつが、学校給食向けのレシピブックです。「アレルゲンフリーフレーク(カレー・シチュー・ハヤシ)」などを使った主食や主菜、副菜のメニューを20のレシピで紹介しています。カレーフレークで作るビビンバや、シチューフレークを使うかぼちゃポタージュなど、ユニークなメニューも揃えました。
坂本さん「管理栄養士の経験がある外部スタッフさん協力のもと、65種類のレシピを作成し、学校給食の現場で働く栄養士さん約100名におすすめのメニューを選んでいただきました。より現場に寄り添ったメニューを載せたかったので、コンセプト・栄養価・再現性・業態適正・おいしさの5つの基準で評価してもらいました」
学校給食の現場では、牛肉アレルギーの子ども向けの対応が必要だったり、豚肉が使えなかったりなど、課題もさまざまです。そこで、牛肉が使えない場合は鶏肉入りのカレーや、豚肉を使ったメニューなど、現場で自由に選べるよう多様なバリエーションを揃えました。
また、栄養を摂取しやすいメニューを求める声から、2021年にはカルシウムをプラスした「給食用シチューフレーク」を開発。他にも、辛味がなくカレーの風味だけを加えられるスパイス「辛くないカレーアロマ」など、エスビー食品は学校給食に役立つ商品を継続的に販売してきました。

坂本さん「カレーのどんな食材でも合う懐の深さもカレーの魅力のひとつですよね。その強みを活かして、地場産の野菜など地産地消の取り組みにもカレーは使われています。最近では食の多様化やグローバル化が進んで、グリーンカレーやタンドリーチキンを給食で出したいという声も多くなりました。企画を考えるうえで、現場の栄養士さんの声はとても大事なので、これからも現場で求められる提案をしていきたいですね」
笑顔でカレーをおかわりする子どもたちの姿が励みに

学校給食の魅力について「子どもたちの思い出作りになる」と話してくれた坂本さん。COMMUNITYメンバーの皆さんのなかにも、友達と楽しく給食を食べた思い出があり、給食の味を懐かしく感じる人は多いのではないでしょうか。
坂本さん「私も給食の時間は楽しい思い出です。私の小学校では、47都道府県の名物が出たことがあり、ずんだ餅や沖縄のソーキそばなど細かいメニューまで覚えているほどです。給食って本当に記憶に残るものですよね。アレルギーを持つ子どもたちにも、みんなでおいしく給食を食べたという良い思い出を作ってほしいと願っています。そして将来、エスビー食品のカレーを食べたとき、給食の味を思い出してくれたらうれしいですね」
坂本さんは業務用営業企画ユニットの部署へ異動したあと、子どもたちの支援を行う団体と接点が生まれ、アレルゲンフリーのカレーやシチューを直接子どもたちに振舞うことができました。そのときの子どもたちの姿が強く印象に残っていると言います。

坂本さん「おいしそうに食べている姿や何回もおかわりする様子に、本当にうれしくなりましたね。『いつものカレーと同じくらいおいしい!』と言ってもらえたことがとても励みになりましたし、子どもたちの笑顔のためにも、もっと頑張らなければと思いました。今は新しい学校給食向けレシピブックの作成も考えています」
学校給食の現場が抱えている課題はまだまだ多くあります。食材費の高騰や人手不足などを解消するため、少ない工程で作れるメニューや、別の食材を使っても満足度の高いメニューなどの開発も必要です。エスビー食品はこれからも現場の声を大事にしながら、関わる人が笑顔になれる企画やレシピの提案に力を注いでいきます。
■坂本さんから、SPICE&HERB COMMUNITYメンバーへの質問
皆さんのおすすめのカレーアレンジをぜひ教えてください!
「私は最近セロリーシードが気に入っています。セロリの爽やかさとちょっとした苦味が、カレーの味わいをぐっと深めてくれるんです。煮込み料理やトマトソースにも使えるスパイスなので皆さんもぜひ試してみてください」と坂本さん。
皆さんがカレーにちょい足ししている調味料や、使っている具材などさまざまなアイデアをお待ちしています!
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投稿を表示とても嬉しい情報ですね
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投稿を表示食べたいのに食べられなくて辛い思いをすることが減るのはとても嬉しいですれ
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投稿を表示素晴らしい取り組みですね
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投稿を表示うちの子も食物アレルギーがあり、毎月給食の献立表をチェックしていました。
エスビーさんの取り組み、すばらしいです。涙が出ます。
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投稿を表示誰もが美味しく食べられるのは、皆を笑顔に出来るんですよね。素晴らしいですね。
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投稿を表示社会貢献度が高いなあと感じます
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投稿を表示給食のカレーは本当に嬉しかった。
みんなで同じカレーを食べられる努力はすごいですね。
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投稿を表示黒酢や黒糖を入れるのがお気に入りです。
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投稿を表示企業姿勢に共感します
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投稿を表示素晴らしい取り組みですね