“スパイスの壁”を乗り越える!販促担当者が語る「スティックスパイス」にかける想い

こんにちは。SPICE&HERB COMMUNITY事務局です。
エスビー食品では、2024年3月4日に洋風スパイスの新商品「スティックスパイス」を発売しました!
「スティックスパイス」はブラックペッパーやパセリ、シナモンなどの洋風スパイスを、小さじ1杯分の分量で小分けにした使い切りサイズの商品です。計量いらずでササっと使えるので、洋風スパイスをより手軽に楽しむことができます。
「洋風スパイスのカテゴリーでは12年ぶりの新ブランドで、販促にも力が入ります!」と話してくれたのは、香辛料カテゴリーの販売促進を担当している黒川友恵さん。販売促進の仕事や「スティックスパイス」販売までの道のりなどについてお聞きしました。
<プロフィール>

営業グループ 家庭用営業企画ユニット
黒川友恵さん
2012年入社。北海道・大阪・東京エリアの小売店様に対して、商品紹介や販売促進の提案を行う営業職として活躍。2023年より現部署で香辛料カテゴリーの販売促進に携わり、リーフレットや店頭POPの作成を行う。
■スパイスの使い方から提案し、香辛料の魅力を伝える

11年間の営業経験を活かし、2023年から香辛料カテゴリーの販売促進を担当している黒川さん。カレーやパスタ、中華・エスニックなど、さまざまあるエスビー食品のカテゴリーのなかでも、香辛料はもっとも商品数が多いカテゴリーです。スパイスをはじめ、チューブ調味料など数ある商品を担当し、商品の魅力を伝える販促物を作るほか、各商品の販売手法を戦略的に考えるプロモーションなどを手がけています。
黒川さん「お客様に当社の商品を手に取ってもらうには、スーパーなどの小売店での売り場確保が重要です。カレールウやパスタソースなどと異なり、調味料である香辛料は単体で使用されることがほとんどありません。他の食材と合わせて使うことが多いため、例えばお肉売り場でおいしそうな料理の画像を用いてお肉に合う香辛料を販売したり、スパイスの使い方がわかるようなPOPを店頭に設置したりするなど、販売方法を工夫する必要があります。お客様がどんなシーンで使うのかを想像しながら、見せ方を考えることが重要です」
特に調味料類は商品自体のサイズが小さいため、商品パッケージに載せられる情報が限られています。商品の魅力を多くの人に伝えるには、情報を補完する店頭POPやリーフレットなどの販促物の存在が欠かせません。

黒川さん「スーパーの売り場に設置される店頭POPには、お買い物する方々に商品の魅力を端的に伝える役割があります。そのため、目に留まるようキャッチ―な文言や、目立つ色使いが大事です。対してリーフレットは、ご自宅でじっくり読んでいただけることを想定し、使い方やレシピなどの情報を盛り込んでいます」
お客様目線に立った販促物を作るため、SNSでトレンドを追うなど日々アイデアを溜めているという黒川さん。街で参考になりそうな広告を見かけたり、良いアイデアが浮かんできたりしたら、すぐにチームメンバーと共有して販促物制作に活かしています。
■スパイスをより身近に感じてもらうためオリジナルキャラを開発

今回、エスビー食品としては12年ぶりの洋風スパイスの新商品として3月に発売された「スティックスパイス」。開発の裏側にあったのは、お客様がさまざまな理由で購入を躊躇してしまう「スパイスの壁」でした。
黒川さん「洋風スパイスは『余らせてしまいそう』『使い方がわからない』などの理由からなかなか購入に踏み切れないお客様がいると考えられます。エスビー食品ではこの心理的な壁を“スパイスの壁”と呼び、そのハードルを乗り超えるために使い切りサイズの『スティックスパイス』を開発しました。商品企画の部署から商品の詳細を聞いたときは、私も『なんて画期的な商品なんだ……!』と驚きましたね。たくさんのお客様に手に取ってほしいと、販促にも力が入りました」

「スティックスパイス」は、小さじ1杯ずつの個包装のため香りが飛ばず、いつでも新鮮な風味を感じることができます。
黒川さんの所属するチームでは、商品企画の部署から商品のパッケージや開発背景などの情報が届いたら、まずお客様に魅力を伝えるキーワードや販売の手法を考えます。小さじ1杯分の個包装になっていて計量いらずで使えること、使い切りサイズだから風味が損なわれないことなど、ポイントとなる部分をどのように販促物に落とし込むかも、黒川さんの腕の見せ所です。
黒川さん「スパイスに興味はあったけれども買いにくい……と感じていたお客様にアピールしたい商品だったので、商品パッケージも目を引くカジュアルなデザインです。さらにお客様に親しみを感じていただけるようキャラクターを作り、販促物に活かしました。私自身、子育てをしてからキャラクターの求心力を再認識しています。商品の魅力をキャラクターに語らせることで、より身近に感じてもらうとともに、目を惹く存在として店頭POPなどに配置しています」
■インパクト満点なPOPで「新しい選択肢」をアピール

ライトユーザーにも気軽に洋風スパイスを取り入れてほしいという想いから誕生した「スティックスパイス」。多くの売り場で取り扱ってもらえるよう、今までにない取り組みにもチャレンジし、営業にも力を注ぎました。
黒川さん「これまで、新商品をスーパー様などにご紹介するときは、パンフレットだけを持ってプレゼンすることが多かったんです。しかし今回は特別に、実際の売り場の棚1段分サイズの商品BOXを事前に作り、提案の際に持参しました。12種類すべてを売り場に並べることで、“使い切りのスパイス”という新しい価値観に対応した商品として強く印象づけたいと考えました。パンフレットではなく、実物を見て触っていただくことで、売り場に並べたときのイメージがつきやすくなりますし、他の商品との兼ね合いを見ていただくことも可能です」

使い切りの利点を感じてもらい、「スティックスパイス」を新しい選択肢として印象づけるため、配色にもこだわりました。高級感を出すために黒のカラーを使うスーパーも多いため、その中で埋もれないよう赤やビビットな緑など、いろいろな方向性を模索しました。
黒川さん「実際にスーパーの売り場に立って考えたり、社内にスーパーの棚を再現して店頭POPを実際に当てはめたりしながら、色の構成を考えました。店頭POPは3秒程度しか見ていただけないものと考えていたので、言葉選びにもこだわりましたね。100本ノックのような感じでいくつもキャッチコピーの案を出して、お客様に伝わりやすく、かつインパクトのある言葉を考えました」

店頭POPを用いた売り場の提案を行うだけでなく、今回は営業資料にも工夫を加えました。
黒川さん「エスビー食品では昨年発売したカレー粉スティックの販売実績があったことから、価格だけでなく、利便性に価値を感じて購入するお客様が増えているという知見がありました。そこで市場や価値観の変化をまとめた営業資料を作り、市場背景から価値を語ったことで、商品に対する納得感も深まったように思います。商品開発から販売までのストーリーができあがっていたので、営業職のメンバーも自信を持ってプレゼンできたのだと感じています」
■誰でも作れて、かつ意外性のあるレシピで活用を促進

販促業務を進めるなかで黒川さんがもっとも苦労したのが、レシピの開発です。「スティックスパイス」は普段スパイスに馴染みのない層に手に取ってもらいたい商品のため、誰でも気軽にチャレンジしやすいレシピが必要であると考えました。
黒川さん「例えばクミンだと、“スパイスカレーを作るためのスパイス”というイメージが強いと思います。今回はスパイスの可能性をより強く感じていただきたかったので、新しい切り口を考えることに苦労しました。チームで話し合うなかで生まれたのが、クミンをフライドポテトにまぶすだけの『クミンポテト』。あっという間にエキゾチックな香りが漂い、スパイスの良さを感じられる新しいレシピとなりました」

他にも黄色が映える「ターメリックたまご」、バニラアイスにシナモンやコリアンダーをかける「ナッツアイス」など、あっと驚くようなレシピを考案し、「スティックスパイス」の公式サイトやリーフレットで紹介しています。

黒川さん「スパイスの会社として知見がある分、複雑なレシピにならないよう十分気をつけました。母が管理栄養士で幼い頃からスパイスになじみがあったことや、普段から主婦としてさまざまなレパートリーの料理を作ろうとする意識など、私自身のいろんな経験が活きて生み出せたレシピたちです。現在は第2弾として『スティックスパイス』を使ったお菓子のリーフレットを制作中! 『スティックスパイス』はこれまでにない新しい切り口の商品なので、『そんな使い方があったんだ!』と皆さんが驚くようなレシピを考えて、これからも使い方の提案をしていきたいですね」
5月11日(土)、12日(日)には東京都内で「スティックスパイス」のイベントを開催予定です。会場では、今回紹介したクミンフライドポテトやナッツアイスなどの試食を用意しています。ぜひ実際に味わって、洋風スパイスのおいしさや「スティックスパイス」の利便性を感じてみてください。
★イベントの詳細はこちら
■黒川さんから、SPICE&HERB COMMUNITYメンバーへの質問
Q.お気に入りの洋風スパイスや今後使ってみたいスパイス、使い方が知りたいスパイスがあればぜひ教えてください!
「私のお気に入りの洋風スパイスは、コリアンダー。カレーはもちろん、甘いものとも相性抜群です。ぜひアイスやフルーツにひと振りかけてみてください」と黒川さん。洋風スパイス以外にも、中国の代表的なミックススパイスである五香粉(ウーシャンフェン)もおすすめとのこと。五香粉を使ったエスビー食品オリジナルの「魯肉飯(ルーローハン)」レシピもぜひ覗いてみてくださいね。
皆さんのご回答をお待ちしております。
■「スティックスパイス」ブランドページはこちら
■公式通販「お届けサイト」ご購入ページはこちら
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投稿を表示自分が好きかどうか試しにスティックスパイスは手を出しやすいと思います!
気になってるスパイスはパプリカとタイムです🌿
たまにしか使わないものの鮮度的に小袋入り魅力ですね
風味変わっちゃったラー油どうしようかなと思ってるので…^^
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投稿を表示初めて使うスパイスは少量パックでお試ししたいと思っています。
スティックスパイス とてもありがたい商品ですね✨
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投稿を表示こちらで拝見してから、スティックスパイスを使用してます。小さじ1杯分って使いやすいです!
いつでも新鮮であまり使わないものも躊躇なく購入できました!
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投稿を表示スパイスを活用してみたくなりました
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投稿を表示スティックスパイスの凄さに感動してます
これからどんどん使っていきたいです
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投稿を表示スティックスパイスイベント、私もお伺いしたかったです!
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投稿を表示カレーには、クミンシードをつかいます。
いつものカレーが、スパイシーになって高級な味になります。
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投稿を表示高齢者です。こんなにいろいろあるので、覚えるのに大変です。通常ストックしておいたら便利なもの、それをどのように使用したらいいか教えていただきたいです。無理を言ってすみません。
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投稿を表示よくわかりましたさすが営業経験者ですね
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投稿を表示色々なスパイスがありますが、種類が多過ぎてまだ、買う事ができません。
ちょっとしたスパイスの使い方が書いてある冊子があれば、それを読み買う事が出来るのだろうけど、まだ踏み切れない自分がいます。