8月2日はハーブの日♪ この夏、フレッシュハーブの香りを使いこなそう!
こんにちは。スパイス&ハーブマスターの磯部です。
8月2日は「ハーブの日」!今回の活用術は、ハーブの日にちなんで、夏におすすめのフレッシュハーブの楽しみ方をご紹介させていただきます。また、ご質問をよくいただく、真夏のハーブ栽培で気を付けたいことについてもお伝えします。今回もぜひ最後までお付き合いください!

■フレッシュハーブを使ってみよう!
ハーブを使う上で、ぜひ味わっていただきたいのが、フレッシュハーブ。生ならではのフレッシュな香りは、さわやかで、夏にもぴったりの味わいです。香りづけだけではなく、鮮やかな緑色やそれぞれ特徴的な葉の形で、見た目にも楽しむことができ、ほんのわずかでもお料理をぐっとランクアップしてくれますよ。
最近はスーパーでも扱うお店が増えていますので、ぜひ気軽に取り入れてみてくださいね。
今回は、なかでも厳選の3種についてご紹介します。
◇この夏おすすめのハーブとおすすめレシピ
・スィートバジル:夏のハーブの主役!旬のトマトの相棒に♪
インド原産で、暑さにも強いハーブ。クセが少なく、どなたにも召し上がっていただきやすい香りです。
この時期においしいトマトとの相性が抜群で、一緒にさっとマリネするだけでトマトのおいしさをぐっと引き立ててくれます。そうめんに合わせて冷製パスタ風にしてもおすすめ。また、バジルとトマトの組み合わせはカレーとの相性も良く、夏らしいさわやかなカレーが楽しめます。
また、暑くなると食べたくなる、エスニック風の炒めものにも。下記にご紹介のガパオライスのほか、夏野菜をにんにくやオイスターソース、バジルと炒め合わせるだけでも、いつもとひと味違う、食欲そそるメニューのできあがりです。フレッシュバジルは加熱をすると黒ずんでしまうので、仕上げにさっと炒め合わせる程度で。
・ローズマリー:夏も冬も青々と耐え抜くハーブ。すっきりとした香りが魅力
年間を通じて葉をつける常緑性のハーブ、ローズマリー。最近は街中の植栽でもよく見られるようになりましたね。さっと葉をなでただけでも漂う、スキっとしたすがすがしい香りは、夏バテしそうな気分をリフレッシュしてくれるように感じます。
強い香りは、ラムや青魚などクセの強い素材の臭み消しにも役立つ一方で、鶏肉やじゃがいもなどの淡白な素材のアクセントとしてもよく合います。使いすぎにだけ注意をすれば、様々な食材に合う使いやすいハーブです。お肉の種類も問わず、バーベキューにもおすすめです。また、トマトやにんにくとの相性もよく、この季節は夏野菜で作るラタトゥイユにローズマリーをほのかに香らせるのも良いですね。そのほか、柑橘との相性も良いので、オレンジとマリネをした副菜やデザートにも。レモンスカッシュやオレンジジュースなどに一枝挿すと、リフレッシュにぴったりのドリンクになりますよ。レモンを効かせた手作りジンジャーエールもおすすめです!
・ミント(スペアミント&ペパーミント):夏に嬉しい、涼しさを運んでくれる香り
最後に、なんといっても夏に清涼感を運んでくれるミントは外せませんね。料理だけではなく、夏のお部屋のリフレッシュやボディケアなどでも親しまれている香りです。
ミントにはいろいろな種類がありますが、フレッシュハーブとしては、スペアミントとペパーミントが多く流通しています。これらは香りの主成分が異なり、スペアミントは甘さを帯びた穏やかな清涼感のある風味、ペパーミントはクールな清涼感のある風味を持っています。使い方に大きな違いはなく、用途に合わせてお好みの香りを選んでくださいね。
デザートやドリンクのトッピングのイメージが強いハーブですが、サラダやお肉料理にも活躍します。ハーブの生産者さんは、青じそ感覚で、しゃぶしゃぶに合わせたり、おろしハンバーグの薬味として合わせたりするそうです。そう考えると、楽しみが広がりますね。しゃぶしゃぶは夏でもさっぱりと食べられる風味に。冷たいものの食べ過ぎが続いたときなどにぜひお試しください。ハンバーグはみじん切りを肉だねに練りこんでもおすすめ。2人分(2個)にみじん切り大さじ1程度で控えめに香ります。
◇いろいろなハーブで応用できる使い方
個々のハーブのレシピを覚えるのも奥が深いですが、いろいろなハーブで応用できる使い方を知っておくと、レパートリーがぐんと広がっておすすめです!
【たっぷり手に入ったときにおすすめ】
・ハーブペースト
たっぷりハーブが手に入るときにおすすめ。ハーブをペースト状にしてから冷凍保存することもできます。パスタやサラダ、肉・魚・野菜のソテー、トーストなどに幅広く使えます。
定番のバジルをはじめ、パクチー、スペアミント、ルッコラ、イタリアンパセリなどがおすすめです。松の実は手に入りやすいナッツや白ごまで代用しても。私の夏のおすすめはミントペースト。トマトと一緒に冷製パスタにすると、食欲のないときにもさわやかに食べられる一皿のできあがりです!
【少量残ったハーブにもおすすめ】
・ハーブビネガー・ハーブオイル
ハーブをオリーブオイルやビネガーのびんに入れて1〜2週間。まろやかなハーブの風味がついて、ドレッシングやソースに活躍します。今回ご紹介したハーブでは、ローズマリーがおすすめ。使用するびんは必ず煮沸消毒をし、今の時期はハーブを漬けている間は冷蔵庫で保管しましょう。香りが移ったらハーブは取り除きます。
・ハーブウォーター
バジルやミントなどのハーブを容器に入れ、水を注いで冷蔵庫で半日ほど冷やすだけ。レモンやはちみつなどをお好みで加えて。甘みを控えて作れば、食事のお供にもぴったりです。
・ハーブ氷(アイスキューブに)
ハーブの葉を製氷皿に入れて水と一緒に凍らせると、おしゃれなアイスキューブができます。冷たい飲み物に入れると涼しげで、お客様のおもてなしにもおすすめです。ミントやレモンバーム、ローズマリーなどでどうぞ。
◇Q.レシピ材料中のフレッシュハーブをドライハーブで代用するには?
なかなかフレッシュハーブが手に入らないときもありますよね。保存が効いていつでも手軽に使えるドライハーブもやはり便利です。香りや味わいはフレッシュとは少し変わりますが、同じレシピであれば、ドライハーブはフレッシュハーブの使用量の3分の1程度(体積比)とするのがおおよその目安です。
(ローズマリーやタイムは体積があまり変化しないので、同量か少なめくらいで良いでしょう。)
◇「S&Bフレッシュハーブサイト」もご活用ください!
今回ご紹介しきれなかったハーブや、ハーブの洗い方や保存方法などは、「S&Bフレッシュハーブサイト」まで。
ハーブの上手な使い方のヒントが満載です!
「S&Bフレッシュハーブサイト」はこちら
■番外編:真夏のハーブ栽培どうする?

さて、当コミュニティの皆さまの中には、ご自宅でハーブを育てられている方も多いかと思います。
園芸においては悩ましいこの猛暑。いろいろなハーブがありますが、共通して気を付けたい点をご紹介します。
【水やり】
・年間を通しての基本ですが、水は土の表面が乾いてから与えましょう。常に湿った状態は根の酸欠状態を招き、根腐れの原因になります。
・この上で、夏の暑い季節は水分が多く蒸散し水枯れしやすいので、こまめに様子を見ながら日中を避けて朝夕の涼しい時間帯にあげることをおすすめします。昼間暑い時間の水やりは、与えた水が高温となって根を傷めることがあるので注意。
【栽培場所】
・ハーブは基本的に日当たりの良い場所を好みますが、午前中に日が当たる場所を選び、西日は避けましょう。
また、パクチーやチャービル、イタリアンパセリなどの一部のハーブは、真夏の直射日光は苦手です。これらのハーブは半日陰となるように工夫しましょう。
【温度】
・バジルなど暑さに強いハーブもありますが、夏場の熱されたコンクリートの上などに鉢を置くと土の温度が上がって根が傷んでしまうため、ガーデンラックなどに置いて通気性をよくするのがおすすめです。ラックがない場合も、鉢の下にブロックやすのこ、鉢台などを置くだけでも通気性がよくなり、温度の上昇も抑えられます。
※ディル、チャービルなどのセリ科の一年草は、この時期(8月)に花から種をつけ、株を枯らします。まだ葉が収穫できる株で、種を採る目的がなければ、今のうちに収穫して楽しむと良いですね。
※これからハーブを育ててみたいと思った皆様へ・・・一般的に、ハーブの定植の適期は春か秋と言われています。暑すぎたり寒すぎたりする時期に植えると苗が弱ってしまうことも。ぜひ、9~10月を待ってからチャレンジしてみてくださいね!
エスビー食品のハーブ苗についてのよくあるご質問はこちらからご覧いただけます。
「よくあるご質問」はこちら
■ハーブを使ったレシピの投稿お待ちしています!
夏の食卓を彩ってくれるハーブ、皆様もぜひお試しください。
そして、お気に入りの一品が出来上がったら、スパイスやハーブにまつわるレシピやアイデアが集まる「フォトレポート」に投稿を。皆さんで一緒にスパイス&ハーブの楽しさをシェアしていきましょう!
「フォトレポート」はこちら
■ハーブ栽培で語ろう!
いま育てているハーブの様子を画像と一緒にコメントしていただいたり
育ててみたいハーブや栽培についてのお困り事をコメントしていただいたり…
ハーブ栽培に関わることを語り合う場所「ハーブ栽培で語ろう!」をご用意しております。
ぜひお気軽にご参加いただけると嬉しいです!
「ハーブ栽培で語ろう」はこちら
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投稿を表示ハーブティー好きです😀
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投稿を表示ローズマリーをなかなか活かせていなかったので
参考になりました。
CMでも気になってた、飲み物のグラスに挿してあるやつから
やってみようと思います。
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投稿を表示ローズマリーは「夏も冬も青々と耐え抜く」なら、育てやすい?
すぐ枯らしたくないので…
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投稿を表示初心者にも育てやすいハーブ 教えていただきたいです。
ミニトマトのコンパニオンプランツになるハーブも知りたいです。
いつかはベランダでハーブ栽培始めたいです🌱
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投稿を表示食事を楽しむための香りって重要ですよね
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投稿を表示色々ハーブは育てていますが今まであまり活用してきませんでした、皆さんの参考に少しずつですが使えてきています。もっと活用できるようにがんばりたいです。
ミントは使用していなくてハッカを育てて活用しています。
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投稿を表示バジルは、スイートバジルの他に、何か種類があったりしますか?ミントは2種類あるんですね
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投稿を表示ハーブを育てようと毎年増えず今年こそはとローズマリー、ミントとカレーリーフと育ててます。
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投稿を表示おしゃれなインフルエンサーのような食卓に憧れて、ハーブは育ててみたものの。。。料理には一度も使ったことがありませんでした。そんなにかしこまらずとも、まずはドリンクにしてみます!!
二の足を踏んでいたので、このハーブの日のマガジンを目にできてよかったです!
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投稿を表示今年ミニトマトを栽培した時、コンパニオンプランツとしてバジルを一緒に植えました。
トマトの方には虫がつかなかったのですが、逆にバジルの方に虫🐛がついて若い葉を食べられ一時は全滅してしまいましたが、その後また復活して茂ってきました。
少しですがジェノベーゼも作ることができました。
こちらで紹介されたハーブを使い料理に活かしたいですね。