活用範囲の広さも魅力!オレガノを使いこなそう!
こんにちは。スパイス&ハーブマスターの磯部です。
今回は「オレガノ」の豆知識や、料理が楽しくなる活用術をご紹介します。
オレガノといえば、トマトとの相性の良さがよく知られていますが、他にもいろいろな食材とよく合い、サラダやマリネから煮込み料理まで幅広く活用できる、大変便利なハーブ。日々の食卓からおもてなし料理まで活躍します。この機会にオレガノをもっと知って、もっと使いこなしましょう!
■オレガノってどんな植物?
シソ科の多年草で、地中海沿岸が原産のハーブ。清涼感のある香りが特徴です。丈夫で育てやすく、ガーデニングでも親しまれています。マジョラムと見た目がよく似ており、長い間植物分類学の上でも混同されていたため、ワイルドマジョラムという別名があります。

■オレガノの基本的な楽しみ方
清涼感ある香りとほろ苦さが特徴。イタリアで、トマトやチーズを使った料理によく用いられます。肉や魚などの臭み消しにも役立つほか、卵などさまざまな食材と相性がよく、爽やかなアクセントを加えます。香りは強いですが、くせがあまりないのでとても使いやすいハーブと言えます。
・トマトと・・・・ピザ、パスタ、ミートソース、トマト煮込み、サラダ、マリネなど
・チーズと・・・・カナッペ、チーズトースト、ピザ、グラタンなど
・肉や魚と・・・・香草焼き、シチュー・スープなどの煮込み料理など
・卵と・・・・・・・スクランブルエッグ、オムレツ、キッシュなど
■オレガノの形状
●フレッシュ
日本では流通は少ないものの、ドライに比べて青みのある香りや、鮮やかな葉の形を楽しむことができます。

〔使いこなしのポイント!〕
・茎葉ごと使って取り除いてもOK
油や酢などを介して香りが移ります。調理後に枝ごと取り除けば直接口に入らないため、ほのかで上品な香りづけを楽しめます。
・葉を簡単に外すには
葉のみを使用するときは、葉が生える方向に逆らって指を動かすと、簡単に茎から外すことができます。
また、外した葉をさらに刻んで使うこともあります。加熱料理に混ぜ込む場合は、あまり長時間加熱せず、さっと合わせるだけでもよいでしょう。
・ハーブオイル・ハーブビネガーに
オイルやビネガーに漬け込み、香りを移して楽しむのもおすすめです。いずれも調理時でも卓上でも活躍。オイルは、バゲットのお供にするほか、パスタやピザの仕上げに。ビネガーは、サラダのドレッシング代わりにぴったりですよ。
ハーブオイル・ハーブビネガー|基礎編|エスビー食品株式会社
※オレガノは洗ってよく水けをふきとり、ビンは必ず煮沸消毒をしたものを使いましょう。1週間ほどで香りが移ったらオレガノを取り除きます。
>>その他フレッシュオレガノを使ったレシピはこちら
●ドライ
保存のきくドライ(乾燥)品は、いつでも手軽に使用できるのが魅力です。また、オレガノは、他のハーブと比べて乾燥した際の香りの変化が少ない上に、独特の香りがより際立つようにもなるので、ドライのほうが好まれることが多いのも特徴です。
乾燥方法により2種類があります。一般的に多く販売されているのは、熱風乾燥(エアードライ)などによる乾燥品で、凝縮されたようなしっかりとした香りがあります。フリーズドライ(真空凍結乾燥)されたものは、明るめの色あいや、軽やかな香りが特徴です。あまり長時間の加熱をしない料理や、彩りを重視したい際にはフリーズドライ品がおすすめです。
〔使いこなしのポイント!〕
・仕上げに振りかけるよりも、加熱調理のときに加える
香りがやや強いハーブなので、加熱調理のときに加えたほうが素材の風味にもなじんでおすすめ。マリネやドレッシングなど、非加熱の料理に使うときは、しばらくすると香りが全体に広がることもあり、香りを強く感じることもあるので少なめの量から試すとよいでしょう。
>>その他ドライのオレガノを使ったレシピはこちら
■手軽に使うなら、マヨネーズ、ケチャップと!
このマガジンでも定番のマヨネーズやケチャップとの組み合わせ。オレガノはこのどちらにもぴったり。
フライドポテトやナゲット、野菜スティックのディップソースのほか、サンドイッチに使ってもおすすめ。
そのほか、オレガノケチャップをチキンライスに使えば大人の味に。オレガノマヨネーズをサーモンやたらなどの白身魚に塗ってグリルすればおしゃれな魚料理が簡単にできます!

■そのほかこんな素材とも
相性の良い素材はまだまだたくさん!どれもレパートリーを広げること間違いなしです!
・きのこに合わせて!
オレガノはきのこの香りにも程よく清涼感を与えてくれます。炒めものやマリネに合わせてみてください。

・豆と合わせて!
豆とも相性の良いオレガノ。煮込みに加えても、ドレッシングとさっと和えてサラダにしてもおすすめです。
■オレガノを主役にしても楽しめる!
ここまで素材との組み合わせをご紹介してきましたが、オレガノの香りを主役にして楽しむのもおすすめです。オイルパスタやパン、「セイボリー」とも呼ばれる、塩味のクッキーやパイ、甘くないスコーンなどに特によく合います。
(*ちなみにハーブのセイボリー(サボリー)とは、語源こそ同じのようですが、意味は異なります)
■オレガノ料理で世界の料理をもっと楽しむ
イタリアン料理でおなじみのオレガノですが、それだけではありません!組み合わせる素材やスパイス次第で、各国料理に変身します。
・レモンやオリーブと合わせて地中海風!
オレガノは、トルコやギリシャなどの地中海料理でも多用されるハーブで、レモン風味やシンプルな塩味で、肉・野菜様々な素材と組み合わされます。地中海の気候を思わせるような爽やかな風味が楽しめますよ。
・クミンやチリパウダーのスパイスと合わせて南米風
人気のタコスなどのメキシコ料理をはじめ、中南米料理にも「オレガノ」は使用されます(※現地の「オレガノ」は、「メキシカンオレガノ」と呼ばれる、地中海のオレガノとは別種の植物ではありますが・・似たような香りがあるのです)。メキシコ風料理に使用されるチリパウダーにもオレガノがブレンドされていますが、チリパウダーだけで仕上げるレシピにもお好みでオレガノを少しプラスしてみると、味わいがきりっと引き締まります。
■こんな逸話も
オレガノの名前は古代ギリシア語で「喜びの山」を意味する語が語源といわれています。また、結婚式の冠に使われていたとも。ほかにも、古代ローマ時代の美食家アピシウスは、「おいしいソースには欠かせないスパイス」と言ってその香りを愛したとされます。古代より、人々に親しまれていたハーブということがうかがえますね。
■オレガノを使ったレシピの投稿お待ちしています!
用途が広く、とても使いやすいオレガノ。ぜひ今日からオレガノの香りを色々試して頂けると嬉しいです。
そして、お気に入りの一品が出来上がったら、スパイスやハーブにまつわるレシピやアイデアが集まる『フォトレポート』に投稿を。皆さんで一緒にスパイス&ハーブの楽しさをシェアしていきましょう!
メンバーの皆さまが「使いこなしてみたい」「もっと知りたい」と思うスパイス&ハーブも教えてくださいね!
・ご紹介したスパイスとハーブは、エスビー食品公式通販お届けサイトでご購入いただけます。
・YouTubeチャンネル「SPICE&HERB TV」でも「オレガノの活用術」をご紹介しています。


















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投稿を表示オレガノディップがとてもお手軽で楽しめますね。マヨネーズとケチャップだけより、グッとお店の味になりそうです。試してみます。
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投稿を表示オレガノ、活用してみたいです🌿
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投稿を表示どれもおいしそうです!
オレガノは、あまり活用していないハーブのひとつなので、
参考になりました。
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投稿を表示オレガノの活用法参考になります。
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投稿を表示参考になりました。いろいろ使ってみます。
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投稿を表示サバとジャガイモの重ね蒸しがおいしそうで、今度作ってみます。
サバというと塩焼きとか和風でマンネリになるので。
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投稿を表示オレガノって名前は見聞きするけど、使ったことないな。
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投稿を表示チャレンジできたらいいな!
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投稿を表示使ったことがないのでチャレンジしてみようっと。
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投稿を表示オレガノもこんなに色んな活用が出来るのですね
色々試したくなりました