国産牛100%にこだわった「国産牛カレー」シリーズが誕生! レトルトカレー開発の裏側をご紹介

こんにちは。SPICE&HERB COMMUNITY事務局です。
2024年8月に、エスビー食品から国産牛の贅沢なおいしさを手軽に味わえるレトルトカレー「国産牛カレー」が新しく発売されました。「国産牛カレー」は具材だけでなく、ソースにも国産牛をたっぷり使い、牛の旨味を存分に引き出したレトルトカレーシリーズです。国産牛の魅力をより引き立てるスパイス使いや、電子レンジですぐ加熱できる利便性、パッケージのデザインにもこだわりました。
商品の企画から味づくり、パッケージデザイン、プロモーションまですべてに携わったのは、マーケティング企画室でレトルトカレー商品の開発に携わる落合 桃子さん。「味わいは絶対に妥協したくない!」と熱く語る落合さんに、「国産牛カレー」シリーズの開発秘話や商品に込めた想い、さらに普段のお仕事の様子まで幅広くお話を伺いました。
<プロフィール>

エスビー食品 マーケティング企画室
リーダー 落合 桃子(おちあい・ももこ)さん
2016年入社。長野県の上田工場で勤務後、即席ルウやレトルト商品の開発部署へ異動。商品開発の実務や、工場での商品製造などをひと通り経験し、2022年にマーケティング企画室へ。現在はレトルトカテゴリーの商品企画を担当している。
全部で17ブランド! お客様のニーズを考えたレトルトカレーシリーズ

「ディナーカレー」や「噂の名店」シリーズなど、エスビー食品のレトルトカレーにはさまざまなブランドがあります。その数は、今年発売された新シリーズ「国産牛カレー」を合わせて、現在17ブランドにのぼります。マーケティング企画室でカテゴリー担当を務める落合さんは、「お客様の多様なニーズに応えるために各シリーズのコンセプトを明確に定め、それぞれに価値を感じてもらえるような幅広い商品展開を目指しています」と話します。
落合さん「たとえば『噂の名店』シリーズや『神田カレーグランプリ』などは、有名店の味をご自宅で楽しめるブランドです。ロングセラー商品である『カレー曜日』は、大きめにカットした具材を入れることで手作りのような食べ応えを重視。贅沢なカレーソースを楽しめる『ホテル・シェフ』シリーズは、チーズをたっぷりのせて焼きカレーにするなど自分なりのアレンジを楽しんでいただけます」

商品企画としてユーザーのニーズを掴むことも重要な業務のひとつ。マーケティング企画室で働く社員は新聞やSNSなどあらゆるメディアから、ユーザー心理の変化や世間のトレンドを捉え、日々の商品開発に活かしています。
落合さん「食品関連だけでなく、社会情勢や気候の変化など、日常的にさまざまな情報にアンテナを張っています。たとえば値上がりで節約志向に傾いているとか、秋ごろまで気温が高い日が続いているからシチュー類の需要はまだ先かも、などあらゆる情報が商品企画につながります。また、新しい食べ物やトレンドのものを積極的に食べ歩いて、食の傾向を掴むことも大事ですね」
プライベートで旅行に行った際も、「飲食店を何軒もハシゴするほど食べることが大好き」と話す落合さん。カレー以外にもジャンルを問わず、日々さまざまなお店をリサーチしています。味わいだけでなく、どんな人がいつ誰と、どのような価値を求めてそのメニューを食べているのか、ユーザーの心理を深く考えることが商品企画のヒントとなると言います。
企画立案から味づくりまで、多岐にわたる商品開発のお仕事

エスビー食品の新商品は基本的に半期に1回のペースで発売されるため、落合さんは発売の1年ほど前から商品開発の準備を始めます。まず取り組むのが、商品のコンセプトを決めるための企画会議です。
落合さん「マーケティング企画室のメンバーで集まり、日々集めている情報をもとに意見交換をしながら企画を形にしていきます。企画会議の場で特に重視されるのが『世間の動向のどの部分を捉えて商品を考えたのか』という視点。お客様が本当に求めている商品をご提供するために、常にこの視点に立ち返りながら企画を考えています」
マーケティング企画室の業務は、企画立案から味や価格の設定、パッケージのデザイン、営業に商品コンセプトを説明するための資料作成など多岐にわたります。特に重要な工程は、コンセプトが決まった後に行う味づくりとパッケージデザインです。
落合さん「商品開発の部署と相談しながら行う味づくりは、企画のアイデアを具現化する大事な仕事です。目指すべき商品の形を明確にするため、あらかじめベンチマークとなる外食メニューを設定することも多いです。有名店監修の商品であればそのお店の味を目指しますし、今回の『国産牛カレー』であれば表現したい味わいに近い外食メニューを探しました」
理想とする味を作り上げるため、スパイスを加える順番を変えたり、風味をより引き立たせるために隠し味を加えたりと、さまざまな方法で試行錯誤を重ねます。商品開発の部署とマーケティング企画室で何度も試食を重ね、理想の味を追求していきます。有名店監修の商品は、特に味の再現が肝となるため、目指す味わいに到達していなければ発売を延期することも。
落合さん「目指す味わいがブレないようにするためには、最初のコンセプト設定が非常に重要です。これはパッケージのデザインでも同じ。きちんとコンセプトにもとづいて商品の魅力を引き出す見せ方を考えることで、効果的なパッケージが作れるんです。パッケージは商品を介して、お客様とコミュニケーションがとれる唯一の手段。“売り場で商品を見るのは3秒”とも言われるため、入れる要素を絞り込み、デザイン部と相談しながら作り上げていきます」
濃厚な国産牛の旨味を出すため味づくりに試行錯誤

味づくりでもパッケージデザインでも「コンセプトの設定が鍵となる」と話してくれた落合さん。では、新発売の「国産牛カレー」シリーズのコンセプトはどのように生まれたのでしょうか?
落合さん「近年、物価上昇により牛肉が手に取りづらい価格になっています。そんな中でも、おいしい国産牛を気軽に食卓で楽しんでもらいたいという想いから、『国産牛カレー』シリーズは誕生しました。今回、質の良い国産牛をリーズナブルに仕入れることができたので、手頃な価格での販売が可能になりました」
国産牛のおいしさを贅沢に味わえるレトルトカレーを目指して、使用する牛肉はすべて国産に。具材としての使用はもちろん、ビーフブイヨンやデミグラスソース、グレービーソースにも国産牛をふんだんに使い、その旨味をとことん引き出しました。
落合さん「開発部署に商品像を分かりやすく伝えるため、牛肉の濃厚な味わいが出ている外食メニューをいくつか参考として共有しました。有名店監修の商品と異なり、明確なゴールがない分苦労しましたが、試行錯誤しながら、理想の味を追求していく過程はとても楽しかったです。国産牛の自然な旨味を活かすためにスパイス使いにもこだわっています。牛肉と相性の良いブラックペッパーやクローブなどで、国産牛の旨味をより引き出すことに成功しました」
また、商品の魅力を伝えるため、パッケージデザインにも力を入れました。筆文字や日の丸を想起させるデザインで国産をアピールするなど、細部にまでこだわりが詰まっています。
落合さん「手塩にかけて作り上げた商品なので、パッケージに入れる要素を絞り込むのに苦労しましたね。入れたい要素がたくさんある中、『国産牛 100%』という言葉は絶対に外せませんでした。味へのこだわりを伝えるキャッチコピーを含め、パッケージに載せる文言はすべて自分で考えています。おいしさが伝わるよう工夫を凝らしたので、ぜひ手に取っていただけるとうれしいです」
お客様からの「おいしかった!」の声が力になる

今回発売された「国産牛カレー」シリーズでは、2種類の味を展開。とろける食感のビーフカレーと、お肉を噛みしめる旨味が楽しめるキーマカレーで、国産牛の魅力をそれぞれ表現しました。
落合さん「私は自分が関わった商品について、SNSなどでよく反応をチェックしています。『国産牛カレー』も発売後に検索して、食べた方の感想を見かけました。『おいしくて驚いた』『今度はキーマカレーも買ってみよう』などの声にとても励まされました。次もがんばろうと背中を押されましたね」
昔に比べ、レトルトカレーはユーザーからの期待値も高まり、高品質の商品が多数出てきています。その一方で、より手軽に楽しめる商品のニーズも増えており、エスビー食品では電子レンジ対応の商品展開を積極的に進めています。
落合さん「電子レンジでの加熱時間は商品によって異なるので、開発部署で1つひとつ確認し、ちょうど良い温め時間を見極めています。お客様に少しでも『便利だな』と感じていただきたいので、今後も電子レンジに対応した商品を増やしていきたいですね」
加熱時間は基本として2分以内に抑えるなど手軽さを追求する一方で、譲れないのは具材の大きさ。加熱時間が短くてもしっかり温まるように、具材を小さくするのではなく、レトルトパウチをより加熱に適した資材に変更するといった工夫をしています。こうした何事にも妥協せずにチャレンジする姿勢が、お客様からの満足度の高い商品づくりにつながっています。
落合さん「近年、お客様の消費の二極化が進んでいると感じています。より高品質な味わいを求めるグルメな方、できる限り安く購入したい節約志向の方、どのようなニーズにも応えられるよう、これからもさまざまなコンセプトの商品開発を進めていきたいです」
新聞記事のチェックや、外食トレンドのリサーチのなかで「最近、食べる前に“むく”“めくる”“混ぜる”などのワンアクションを挟む食体験に注目しています。例えば最近、本物の果物のように皮をむいて食べられるフルーツグミや、本のようにめくって食べるパンなどが話題になりましたよね」と最後に話してくれた落合さん。こうした発見が、新しい価値を提供できる商品のヒントになるかもしれません。今後もエスビー食品では、おいしさとこだわりが詰まったレトルトカレーの開発に力を注いでいきますので、どうぞご期待ください!
■落合さんから、SPICE&HERB COMMUNITYメンバーへの質問
カレー以外にレトルトで食べたいメニューはありますか? シチューやハヤシライスソースなど既存の商品だけでなく、自由なアイデアを教えてください!
落合さんの回答はなんと、牛すじ煮込み! 「おかずにもお酒のつまみにもなるようなレトルト商品がもっと増えたら便利だし、気分に合わせて選べる楽しさも加わって、日常がさらに豊かになりそうです」と落合さん。レトルト食品は常温で保存できるので、災害時にも役立ちそうですね。
皆さんのご回答もお待ちしております!
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レトルトカレーや国産牛カレーやは公式通販「お届けサイト」でもご購入可能です。
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投稿を表示仕事の裏側を知ることは企業を知るうえで重要です
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投稿を表示「国産牛カレー」シリーズ、買って来ました!おいしぃ~
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投稿を表示「国産牛カレー」シリーズ、食べてみたいです♪
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投稿を表示あともう2箱しかないです🥹
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投稿を表示レトルトカレーだけでもたくさんの商品があるのですね。
「国産牛カレー」初めてこの商品を知りました。見た記憶が無かったです😅
あ、でたばっかりなのか💦
先日初めて「ホテル・シェフ仕様 欧風ビーフカレー」を購入しました😊
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投稿を表示落合さんの笑顔が素敵ですね。
100%国産牛ビーフカレーが食べてみたいです
カレー以外のレトルト食品としては、お酒のおつまみにもなるのが良いかと思います。ホタテ、おでん、もつ煮込みetcです。
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投稿を表示国産牛肉100のネーミングにも惹かれますね。上の写真をみると意外とs&bさんの色々食べてるなんて思いました。これからも色々な日本だけでなく世界のカレーを楽しみにしてます。
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投稿を表示国産牛100%のカレー美味しそうですね。
食べてみたいです!
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投稿を表示美味しそう食べてみたいです。